Xperia Z5Compact E5823 プラスエリア化


ブートローダーアンロック済みでないと出来ないので注意

ということで、日本で使いやすいように プラスエリア化をやってみた。

1 全フォルダのバックアップ

CWM/TWRPなどのリカバリではバックアップを取れないパーティション領域をすべてバックアップする。

AndMem さんの Android端末の全パーティションのバックアップ を参照

これは、androidのシェルからddコマンドでバックアップを取っているだけですが、

手作業だと面倒なこの作業用のツールを公開しておられるので、これを利用させて貰う。

公開サイトから、「Android_partition_auto_backup」をダウンロード。

BusyBox が必要なので、端末にインストールしておく。

ダウンロードしたzipファイルを解凍し、中にある「android_partition_auto_backup.bat」を

ダブルクリックして実行する。実行後は、画面の指示どおりに。

バックアップデータの保存先は、

「android_partition_auto_backup.bat」→「partition_backup」内のバックアップ日時が書かれたフォルダに保存される。

(「device-name.txt」にバックアップした端末名が記録)

 

2 必要なファイル

  • HTC_Diag_x64.zip(X64なので、こちらを仕様)

[Models.NTamd64]の項目
%OEM00% = Modem0, USB\VID_0BB4&PID_0B03&MI_00
これを
%OEM00% = Modem0, USB\VID_0FCE&PID_5146&MI_04
に置換。

  • QPST
    v2.7 Build 411を使用した
  • mzTool_1.2.1a.exe.7z
  • wxmsw293u_gcc_custom.dll.7z

wxmsw293u_gcc_custom.dllはmzToolと同じフォルダに入れる。

  • QXDM-3.12.714-www.getdriver.com-.rar

 

3 QPSTのインストール

インストール時にエラーが出る場合は、ライブラリが足りないらしいので、

「vcredist_x86」ディレクトリにある「vcredist_x86.exe」を実行してインストールしておく

 

4 DIAGモードでドライバのインストール

端末とPCをUSB接続する。

adb接続で、suでコマンド

>adb shell

>su

>setprop persist.usb.eng 1

USBデバッグを1度OFFにして、10秒位待ってから、。USBデバッグをONにする。

デバイスマネージャーでほかのデバイスに「E5823」が4個位あると思うので、その中からハードウェアIDの末尾が「MI_04」のデバイスを探す。

探し方は、右クリックでデバイスを選択→プロパティ→詳細を開く。プルダウンメニューの「ハードウェアID」を開いて確認する。

見つけたら、ドライバの更新で、先ほど書き換えた「HtcUsbMdmV64.inf」をインストールする。

 

5 QPSTでの作業

スタートメニュー→QPST→QPST Configurationを起動する。

Portsタブ→Add New Port→「Show Serial and USB/QC Diagostic ports only」のチェックを外す→出てきた項目をクリック→OK

QPST Configurationを終了させる。

エクスプローラーからC:\Program Files (x86)\Qualcomm\QPST\bin\RF_NV_Manager.exeを起動する。

Settings→Comport→「COM3」を選択→OK

File→Read From Phone→1877→「None」にチェック→文字列をコピー(562950035735424みたいな数字が出てくる)

ここで数字が表示されない方は、PCのフォントサイズが「小」以外に設定されている可能性があります。

※RF NV Managerは閉じないでおく

 

6 mzTool

mzTool.exeを起動→Input RadixはDecimal→RF BC Configに先ほどの値(562950035735424)を入力する。

※wxmsw293u_gcc_custom.dllをmzToolと同じフォルダに入れておく。

Bit Informationが以下のとおりとなっていることを確認

[Bit_07] GSM DCS 1800 band
[Bit_08] GSM Extended GSM (E-GSM) band
[Bit_09] GSM Primary GSM (P-GSM) band
[Bit_19] GSM 850 band
[Bit_21] GSM PCS 1900 band
[Bit_22] WCDMA Band I – EUROPE JAPAN & CHINA IMT 2100 band
[Bit_23] WCDMA Band II – US PCS 1900 band
[Bit_26] WCDMA Band V – US 850 band
[Bit_49] WCDMA Band VIII – EUROPE & JAPAN 900 band

Band Preference (NV Value)タブに移動する。

元から対応しているバンド番号07, 08, 09, 19, 21, 22, 23,, 26, 49と、プラスエリアに対応させるため800MHz、band6を追加。

【07, 08, 09, 19, 21, 22, 23, 26, 27, 49】にチェックを入れる。

右下のRF BC Configに計算された数値が表示されるのでDecimalの値をコピー(5629 5016 9953 152みたいな値)

 

7 NV Managerでの作業

RF NV Managerに戻り、mzToolで作成したDecimalの値(5629 5016 9953 152)を1877番に書き換える。

(※スペースは削除する)

Write NVをクリック。

何の反応もないので、心配な人はWhite NVを何回か押した後、File→Write Changed NV Items To Phoneを何回か押す

 

8 コマンドプロンプトで以下のコマンド。

>adb shell

>su

>setprop persist.usb.eng 0

ここで「adb shell」と呪文を唱えても、「error: device not found」と出たら失敗ですので再起動してもう一度トライ

USB接続を解除して端末側で再起動する。

 

9 JAPAN BANDの選択

電話アプリで「*#*#4636#*#*」→「携帯電話情報メニュー」→「無線バンドを選択」→「Japan Band」をタップし「成功」と出れば作業終了です。

確認

電話アプリで「*#*#7378423#*#*」→「Service info」→「Configuration」

成功していれば「Working band/s:」のところに「UMTS_BC6」が追加されているはずです。

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